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こんにちわ!公認会計士の岩波竜太郎です。

先日、監査法人時代の同僚の公認会計士Aさんと飲みに行きました。

Aさんは監査法人を辞めて独立して5年以上になるので、独立という意味においては大先輩。

とても明るい人柄で、まわりの人達を持ち前の明るさでどんどん自分の世界に引き込んでいくような魅力的な方です。

そんなAさんといろいろな話をしながら楽しく飲んでいる中で出てきたちょっといいエピソードについて少しお話ししてみようと思います。

「ブラックジャック的会計士」という生き方

みなさんは「ブラックジャック」という漫画をご存知でしょうか。

凄腕の無免許外科医が主人公の漫画。

彼は患者に対して非常に高額の医療報酬を請求するが、その腕は確か。どんなに難しいオペでもこなしてしまう。

では、ブラックジャックは「腕はよいが強欲な無免許医師」というだけなのか、というとそうではない。

ブラックジャックは真の弱者には優しい。だから読み手を魅了する。

真の弱者に対しては高額の医療費を請求しつつも、結果的に医療費をとらないこともある。もちろんだからと言ってオペに手抜きは一切ない。

 

 

Aさんとの話に戻すと・・・

Aさんはブラックジャックのような会計士でありたい、と言っていました。

たとえば、飛行機で急病人が出た時に「お医者さんはいませんか?」と聞かれるようなケースがあります。そんな時に手助けをしないお医者さんはいるでしょうか。

会計士だってそれは同じで、困ったお客様がいたらたとえ安いフィーであっても仕事を引き受けるべきじゃないか、というのがAさんの持論でした。

実際にAさんは無償で手掛けている仕事もあるそうです。

(なお、Aさんの名誉のため、Aさんは高額なフィーを請求しているわけではないので、アップサイドではブラックジャックとは必ずしも同じではないことは付言しておきます。)

事業採算性は個々の業務ではなく全体で考えればいい

経済学・経営学的には、事業を行う上で自分が目指している利益率を上回らないような業務を引き受けてしまうと、全体の収益性の足を引っ張ってしまうので引き受けるべきではない、というのが正しい立場でしょう。

この立場に一石を投じるのがこの「ブラックジャック的会計士」という考え方。

自分を頼ってきてくださったお客様がいるなら、少しでも力になれるように善処する。

場合によってはこの考え方を取り入れていい場面もあるのではないか、とAさんの話を聞いていて思いました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「損して得取れ」という言葉もあるように、あまり個々の事業ベースの収益性ばかりに目がいってしまうと、大局を見誤ることもあるかもしれません。

むしろ、事業全体で考えてプラスになっているのであれば、積極的にいろんな業務をえり好みせずに取り組んでいく、というスタンスの方が、結果的にご縁だったり、経験だったり、お金という形以外の財産を手にすることができるのかもしれませんね。

いい勉強になりました。